玉桂寺

弘法さんと呼ばれて人々から親しまれているのが玉桂寺。
木造阿弥陀如来立像は、国指定重要文化財で、仏像内部から古文書などの体内納入品が多数見つかっている。
山門を入って正面にある石段の両側の生い茂っている高野槙は、県の天然記念物に指定されている。

飯道神社

信楽町の北東端にそびえる飯道山(はんどうさん・標高664.2の山上にある神社。古くから山岳信仰の対象となった山で、創建は奈良時代という。山頂からは紫香楽宮(しがらきみや)の中心である宮町(みやまち)遺跡を一望にする立地で、古代から山全体が御神体となっていた。平安時代から神仏混淆の修験道の霊山として大いに栄え、熊野(くまの)、大峰山(おおみねさん)と並ぶ修験道の行場として発展。室町初期には僧坊58を数えたが、幕末には僧坊2まで衰退。明治初期の神仏分離により飯道寺が廃寺となり、神社だけが残された。
国の重要文化財に指定されている 1650(慶安3)年に再建された現在の本殿は、荘厳な桃山様式の建築美を備え、昭和51年の修復で、極彩色を施した建築当初のすがたが再現されている。

大光寺

1291年に鎌倉.時代の左大臣を辞した近衛家基とその子経平が信楽の小川の地に隠れ住んだ。 近衛家の墓所として名高い。また、小堀遠州の作と. 伝えられる庭園がある。

三所神社

社殿は境内の最も奥にあり、桁行3間、梁間3間の切妻造
この建物は、江戸時代中頃の宝永5年(1705年)に建てられた。
細部の彫刻や装飾にも華やかで独特の意匠を凝らし、信楽の近世神社建築を代表する建物として指定されており、特に宮座は神社の祭礼や村の取決めを行うために氏子が構成した自治組織(宮座行事)として現在でも残っており、民俗学的に中近世の「ムラ」とその様子を伝える貴重な資料として、町の文化財に指定されています。


誓光寺

誓光寺img167.jpg御衣木img167-2.jpg縦36.7cm横12.3cmの小さな板が、誓光寺の 11面観音像の胎内から仏像を造るとき行われる手斧始の儀礼の痕跡が残る御衣木(みそき 仏像を造る木)が昭和47年頃に発見されました。
昨年(平成19年)、国の重要文化財に指定されています。
この十一面観音菩薩は平安末期の中央の仏師の作と伝えられています。


十一面観音像      胎内物の御衣木