しがらき模様

時には、釣りを楽しんだ川、かくれんぼをした家々の辻、日が暮れるまで走り回った野山。
信楽の町を歩けば、ふるさとの懐かしさがこみ上げてくる。
あの日、あの頃の登り窯の炎のようなしがらき模様が浮かび上がってくる。

信楽の由来

 742年、聖武天皇が紫香楽宮(しがらき)を造営された。
「しがらき」という呼び名は、遠く奈良時代には、大木良材の樹林地帯として、山深く木々の繁った所から、しげる木がしがらきの地名となったともいわれ、また山に囲まれた土地という朝鮮語の「シダラ」という言葉が製陶の技術と共に伝わったともいわれている。

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紫香楽宮跡              出土瓦

しがらき狸
日本人はたぬきが大好き!!

狸・たぬき・タヌキはひょうきんもので、こっけいで面白い、化かすが愛嬌が合って可笑しい、
信楽は、狸の置物の産地として全国的に有名です。
大きな笠をかぶり、とっくりと通帳を持つ酒買い小僧の姿が信楽狸の特徴で、時代とともに様々な風貌で表現された狸の置物が作られています。


img154.jpg 特別展「ようこそ! たぬき御殿へ」

ーおもしろき日本の狸表現ー   陶芸の森

平成19年3月17日(土)~6月3日(日) 滋賀県立陶芸の森 陶芸館で開催された。
「日本人とたぬき」をキーワードにした国内初のタヌキ展覧会
たぬきが好きな人も、そうでない人も、きっと「たぬき」が大好きになる展覧会として、狸の焼き物で知られる滋賀県甲賀市信楽町の県立陶芸の森で開催されたもの。
古来より日本人が様々な狸の姿を題材として表現してきたいろいろな狸から、現代・アートタヌキまで、陶器や絵画など約百三十点が勢揃いした愉快な狸の百変化。 
ひょうきんもの・ こっけいで愉快・ 愛嬌があって可愛い・狸寝入り・たぬき親父・たぬきの金玉八畳敷・捕らぬタヌキの皮算用・タヌキの腹づつみ
「八相縁喜」で縁起がよい置物!!

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三平陶房制作の茶陶狸


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補足説明

画像の狸は、展覧会に出品された三平陶房所蔵の狸の置物です。 
茶陶としての置物で、大正から昭和初期の作であろうといわれています。
この狸の復刻版を制作・販売しています。
ご注文お受けいたします。